【ぼくが観光振興に関心を持つわけ vol.2】(自己紹介)

「観光」の勉強を始めてまもなく、とある書から、今のぼくの観光の考え方の軸となった学びを得ました。以下の内容は、ぼくが学んだ書籍からの引用が多分にあります。


ぼくが「観光学」を始めた動機は、

1.県外に向けておかやまの観光の魅力を伝えて、
2.県外からおかやまに観光に来ていただく。 ことです。


「観光」と類似してよく使われる言葉で「旅行」がありますが、「旅行」とは「人・物が物理的に移動すること」であるので、ぼくの目的とは異なります。

ぼくは、「おかやまに、県外から観光客を迎えたい」のです。

さらに、「観光業」とは、旅行会社、宿泊施設にとどまらず、広義では、「社会に存在する全ての業種が観光の一端を担っている」ことから、「総合戦略産業」であるという解釈を得ました。

その解釈から言えば、ぼくが従事していた貿易業界も観光業の一旦であり、今までのキャリアは一切無駄にはならないと知り、これほどやりがいのある職種はないと確信しました。

そうならば、国土交通省の管轄下に観光庁があることに違和感を覚えます。仮に「旅行庁」であれば腑に落ちますが、観光庁であれば、本来ならば、経済産業省の管轄下、もしくは、本気で「観光立国」を目指すのであれば「観光省」が相応だと個人的に思います。

また、観光とは、「知的好奇心(エデュケーション)と娯楽(エンターテイメント)の融合「エデュテイメント」であることから、最も文化的で人間らしい経済活動と言えます。

さらに、観光は、目的地が平和であることが大前提です。紛争地域やスラム街などに、観光したいと思うひとはいません。
つまり、逆説的に考えて、元気な観光地が増えることで、平和づくりにつながるのではないかとも思うことが観光の道を選んだ動機のひとつです。

(vol. 3に続く)